第27回全国花のまちづくり由利本荘大会が開催されました。

 去る7月17日(土)~18日(日)の2日間にわたり、由利本荘市を会場に「第27回全国花のまちづくり由利本荘大会」が開催されました。この大会は、花のまちづくりコンクール推進協議会(公益財団法人日本花の会など)が、全国の都道府県や市町村との共催で花のまちづくり活動を推進し、地域の活性化を図ることを目的として毎年開催されているものです。秋田県では平成10年に秋田市で開催されて以来、23年ぶり2回目の開催となりました。また、本来であれば、全国から花のまちづくり活動に関心のある多くのお客様をお迎えして、盛大におもてなしや交流、情報交換をさせていただく予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、参加者については、秋田県内在住の方のみを対象とさせていただきました。そのため、会場に来られなかった方々のために大会の様子は動画配信され、特別講演もオンラインで行われるなど、ICT技術を活用したコロナ禍での新しい形の大会になりました。

式典開会式

 今回の由利本荘大会は、「花ほほえみ 風薫る ゆりほんじょう」をテーマとして、由利本荘市文化交流館「カダーレ」を主会場に式典などが行われたほか、2日目には地域のボランティアによる花のまちづくり活動や由利本荘市内で盛んに栽培されている「あきた鳥海りんどう」の生産現場などの見学会が行われました。

 7月17日の式典では、佐竹睦子実行委員長(秋田県花いっぱい運動の会会長)が開会宣言をした後、主催者として、佐竹敬久秋田県知事と湊貴信由利本荘市長が挨拶に立ち、また、花のまちづくりコンクール推進協議会の野路國夫会長はビデオレターでの挨拶となりました。

佐竹睦子実行委員長(秋田県花いっぱい運動の会会長)
佐竹睦子実行委員長(秋田県花いっぱい運動の会会長)

 その後、秋田県花いっぱい運動の会が取り組んでいる事業の紹介から始まり、事例発表では、地元由利本荘市の「石脇緑を守る会」の石崎秀雄さんと佐藤正志さんの二人から、「ほほえみ花壇で思わずにっこり」という演題で、地域住民のボランティアによる花壇づくりに取り組んで、失敗や試行錯誤を何度も繰り返し、ようやく満足できる花壇ができたときの喜びと感動を伝えてくださいました。また、横手市の「十文字環境美化を考える会」の佐々木仁さんからは、「魅力度アップのまちづくりをめざして」という演題で、全国花のまちづくりコンクールで最高賞である国土交通大臣賞を受賞した時の経緯や地域の町内会やボランティアのほか、地元の企業や学校等との協働・連携による花のまちづくり活動や花のある景観づくりの取り組みについてご紹介いただきました。

由利本荘市「石脇緑を守る会」の石崎秀雄さんと佐藤正志さん
横手市「十文字環境美化を考える会」の佐々木仁さん

 そして、特別講演(オンライン)では、園芸家の杉井志織さんから、「新しい園芸のススメ~暮らしは楽しいほうが良い~」というテーマで、杉井さんが日頃から関わっているガーデニングや花壇づくりのほか、東京オリンピックに向けたトライアルガーデンについて紹介いただきながら、誰でも気軽にできるガーデニングや花の特性や土づくりについてお話を伺いました。

園芸家・杉井志織さんのリモート講演
園芸家・杉井志織さんのリモート講演

 オープニングアトラクションでは、最上谷会(平成30年「第58回郷土民謡民舞全国大会」において、民舞グランプリ大賞、内閣総理大臣賞を受賞)による民舞が披露され開会を盛り上げてくださいました。

最上谷会による民舞

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