月別アーカイブ: 2017年11月

「地域の花だんづくり研修会」を開催しました

11月16日(木)、秋田市の遊学舎に於いて「地域の花だんづくり研修会」を開催しました。
これは、今年度の「全県花だんコンクール」にご応募いただいた団体や個人・地域で花だんづくりに取り組んでいる方々を対象に、花づくりをとおして住民同士の多世代交流と親睦を図り、花のまちづくり運動の輪を広げることを目的としたものです。
参加者は18名、主に秋田市と秋田市近郊にお住まいの皆さんに集まっていただきました。
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はじめに、「秋田県花いっぱい運動の会」の目的と活動紹介の説明を事務局長から、その後講師である鈴木文雄先生にバトンタッチをし、当会作成の「花づくり教本」をもとにスライドを使って「栽培計画・土壌づくり・作業体系・肥培管理(病害虫防除を含む)・課題解決」等についての的確な知識を伝授していただきました。

彼は長年当会の「花いっぱい推進員」・「花だんコンクール審査員」等を歴任し、地元由利本荘市の「南内越花いっぱいボランティアグループ」や「川口町内会花いっぱいボランティアグループ」の花だんの技術指導にあたるなど、地域の花だんづくりにおいて大きな支えとなっております。
もともと高校の教育者だった文雄先生は、「人と関わり、花をとおして交流をしながら、生きてきた人生だな」とおっしゃっていました。これからもますますお元気で、経験を生かした活動を精力的に続けていってくださることと思います。
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最後は、お楽しみの寄せ植え体験。「手袋持ってこなかったわ~!」という参加者もおられましたが、じかに土に触れてこその花育。ぜひ童心を思い出してご自身の手で土の感触を確かめてください。土が良く出来たかどうかも判ります。手を洗う場所もあります。ただし、怪我をされている方などは、破傷風など心配ですから、あらかじめご用意いただいた方が安全ですね。
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終了後参加者からは「これまでの花だんづくりで何がまずかったのか、具体的に知ることができて良かった」、「今回無料と聞いて驚いた。こんな専門知識であれば、有料であっても参加したい」等のご感想を聞くことができました。
これを励みに、来年度も「親子で花育」と並行して「大人の花育」も続けていこうと思いました。

最後に、寄せ植えで使った花の名前と、手入れの一言アドバイスを(こちらは、大仙市のコイケ種苗㈱の稲川さんより)。
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時計回りに上段左より、金魚草…寒さに強いが雪の下にならないように・白妙菊…冬を越し、増えます・ビオラ…種が出来ると花が付かなくなるので、痛んだ花は摘む・葉ぼたん…冬を越し、黄色い花が咲きます・パンジー…次の花が咲くまで2週間かかります・アリッサム…雪の下にならないよう風除室に・宿根ネメシア…花は枯れても根は毎年出て翌年も楽しめます・ストック…6月頃まで短く枝分かれします。枯れたら、上の花ごと摘みます。
ほぼ全種類冬を越す品種ですが、痛んだ花は摘む、雪の下にはしない、暖かすぎる部屋には入れない(風除室などで充分)、などの共通点があります。また、寄せ植えに関して重要なのは「ひとつの花のエリア(領域)を守ること」だそうです。それを守れば、来年まで楽しむことができるそうですよ!

「第38回秋田県花の祭典」に出展します

2017年11月11日(土)・12日(日)の2日間、秋田拠点センターアルヴェ(1Fきらめき広場)にて、「第38回秋田県花の祭典」が開催されます。
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当会も、「秋田花の国づくり推進協議会(秋田県花の祭典実行委員会)」のメンバーとして、今年もパネル展示や相談コーナーを設け出展します(画像は、昨年の様子です)。
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両日とも会場は様々な種類のフラワーアレンジメントで色とりどりに飾られることでしょう。特に花き品評会用に飾られたお花は見ものです。毎年大好評の花き販売コーナーでは、鉢植えのシクラメンやポインセチアなど購入することができます。花好きな方は、ぜひお運びください。

【祭典行事日程】
主催:第38回秋田県花の祭典実行委員会【秋田花の国づくり推進協議会】
開催日:平成29年11月11日(土)9:00~17:00・11月12日(日)9:00~15:30
開催場所:秋田市拠点センター アルヴェ1Fきらめき広場(秋田市東通仲町4-1)

【イベント内容】
11月11日(土)フラワーデザイン競技会…10:00~12:00
小学生向けフラワーアレンジ体験講座…13:00~13:30・14:00~14:30
寄せ植え体験講座 15:00~16:00
11月12日(日)プレミアム・フラワーショップ…11:00~12:00・14:00~15:00
展示品即売会 16:00~
※両日共に花き品評会・フラワーアレンジ展示・販売コーナーも実施します

「地域の花だんづくり研修会」を開催します

地域で花だんづくりに取り組んでいる方々と一緒に、「地域の花だんづくり研修会」に参加してみませんか?地域の花だんづくりをとおして、住民同士の多世代交流と親睦を図り、花のまちづくり運動の輪を広げましょう!

※申し込みは締め切りました。
チラシ(県央)地域の花だんづくり研(大人の花育講座)-1

1 主 催
秋田県・秋田県花いっぱい運動の会

2 内 容
13:30~15:00 講義  講師:鈴木文雄さん(花いっぱい運動推進委員)
15:00~15:30 寄せ植えづくり(お持ち帰りいただけます)

3 日 時
11月16日(木)13:30 ~ 15:30

3 場 所
秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」多目的工房
(秋田市上北手荒巻字堺切24番地の2  TEL 018-839-8191)

4 募集対象・人数
20名・地域で花だんづくりに取り組んでいる方 など

5 参加費
無料

6 申し込み
住所・氏名・電話番号・団体名(所属している団体があれば)を記入の上、平成29年11月10日(金)迄、電話・FAX・Eメールのいずれかでお申し込み下さい。

申し込み用紙ダウンロード

第53回「全県花だんコンクール」表彰式が行われました

第53回「全県花だんコンクール」表彰式が平成29年10月31日(火)午後、秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」の大会議室で行われました。
受賞団体・個人の他、花だんづくりに取り組んでいる方、花いっぱい運動に興味のある方等も含め、103名の参加がありました。
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初めに、主催者である秋田県あきた未来創造部地域の元気創造課の坂本雅和課長と秋田県花いっぱい運動の会の佐竹睦子会長より挨拶がありました。
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特別優秀賞表彰の前に、農林中央金庫秋田支店副支店長の高山一雄様より、当会の佐竹会長にチューリップの球根2,500球が贈呈されました。
花いっぱい運動に役立ててほしいという主旨で、農林中央金庫秋田支店様からは毎年、チューリップの球根をいただいております。
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今回の花だんコンクールには、団体の部と家庭の部を合わせて183件の応募があり、特別優秀賞27団体・個人の表彰を致しました。
なお、「秋田県花いっぱい運動の会会長賞」は、花いっぱい運動への取り組み励みや花だんづくりへの励みに繋がることを願い、今年は10団体と数を増やしました。
詳細につきましては、下記一覧からご確認ください(授与の画像は、秋田県知事賞を受賞された「株式会社セコー」様と、農林中央金庫秋田支店長賞を受賞された「横手市増田町婦人会」様です。他は割愛させていただきますのでご了承ください)。
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平成29年度「第53回全県花だんコンクール」入賞一覧

モデル花壇に指定されている花だんの中で、特に優秀な活動を継続されていると認められる団体に「花のまちづくり賞」を授与、来年度から2年間新たにモデル花だんとして指定する団体・個人の発表をしました。
詳細につきましては、下記一覧からご確認ください(※モデル花だん…2年連続で特別優秀賞を受賞された団体・個人を対象ですので、1年目、2年目の両方を記載しております)。
年度別モデル花だん指定一覧(平成29年)

次に、長年にわたり花いっぱい運動に自主的に取り組み、環境美化や地域コミュニティの活性化などに貢献され、地域社会において顕著な功績が認められる団体又は個人に与えられる「花いっぱい運動功労賞」は、大仙市太田町の黒田正明さんに授与されました。
黒田さんは昭和63年に太田町で第1回花いっぱいコンクールが開催された時から「花いっぱい運動」に携わり、花を植えて訪れる人をもてなす心もちが「花づくりは人づくり」という大きな拡がりとなって、地域・太田町・大仙市が花でいっぱいになってほしいと願い続けながら現在も奮闘しています。
永年にわたり花のある地域づくりに取り組み、モミガラ培地や播種法等の栽培方法を積極的に学び、会員や地域の皆さんに広めてきました。その豊富な知識と経験をもとに、駒場地域の皆さんと連携した地域花だんはもとより、地域の道路にプランターを並べ道行く人々を和ませる「花ロード」づくりを行うなど、精力的に活動をしています。
平成9年4月に発足した「おおた花の会」でも思いを形づけたいと考え、準備段階から積極的に参加、副会長として20年間尽力されました。
毎年開催されている「おおた花だんフェア」では丹精込めて育てたプランターを数多く出展、会場に訪れる方々にも喜ばれています。「太田花いっぱいコンクール」では常に上位入賞するなど、花づくり・地域づくりの模範となっています。
(大仙市立太田公民館の推薦書より抜粋・加筆させていただきました)

今年度の花だんコンクールを振り返り、有野賢三審査委員長から審査講評の後、「秋田県知事賞」を受賞された五城目町の「株式会社セコー」の佐藤由深子様と「秋田県教育長賞」を受賞された「三種町立浜口小学校」の牧野洋悦校長先生より事例発表をいただきました。
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審査講評は、審査委員長の有野賢三さんよりいただきました。
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平成29年度「第53回全県花だんコンクール」審査講評(審査委員長 有野賢三)

この「全県花だんコンクール」は、賞を競うためだけのものではありません。
「花づくりは地域づくりと人づくり」、地域をより良いものとするために地域住民が届い、花づくり活動をとおし交流を続け支え合う「心の花」を持ち続けて貰えたら…と願っています。
今後も「花いっぱいで地域を元気に!」の意識を持ち、活動を継続していきましょう!