令和6年3月14日(木)、由利本荘市由利コミュニティセンター「善隣館」を会場に、「えきからはじまる 花のまちづくり」をテーマとした、「花によるまちづくりセミナーin由利本荘市」を開催しました。当日は由利高原鉄道の駅愛好会の方々や、由利本荘地域で花壇づくりや花いっぱい運動に取り組んでいる方々など約50名が参加してくださいました。
最初に、花のまちづくりアドバイザー(公益財団法人日本花の会)としても活動している「十文字環境美化を考える会」の佐々木仁さんから、道の駅十文字とJR十文字駅の花だんづくりの取り組みについての活動発表がありました。
佐々木さんは「元気を失っていくまちを、どうしたら美しく活気のあるまちにできるか。私にできることは、”まちに花や緑を増やす活動”でした。最初はいろいろ苦労しましたが、多くの住民の理解と協力を得ながら、花のまちづくり活動が点から線に、そして線から面に広がっています。若い世代や子どもたちが、十文字は花と緑のある”住みたいまち”と言ってくれるようにがんばって活動している」とおっしゃっていました。
次に、大仙市太田町で「花の駅」として花だんづくりに取り組んでいるおおた花の会の会長 大信田祐子さんより、おおた花の会と花だんフェアについての活動発表がありました。
大信田さんは、花のまち「おおた」誕生から、「おおた花の会」の活動内容を花の駅と太田花だんフェアの様子をまじえて紹介して下さいました。「おおたの花の輪をもっと広げよう!」とおおた花の会30周年にむけて邁進する姿に、元気をもらいました。
それから、活動発表をいただいた2名の方々と、由利高原鉄道の各駅を活用した賑わいづくりの一環として、「花の駅づくり」を計画している由利総合支所の市民サービス課長佐藤弘幸さんを交えて、「駅から始まる花のまちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
鳥海山を望むことができる由利高原鉄道に、花を植えて「花の駅」をつくるというのはとても素晴らしい取り組みであり、すでにある駅愛好会の方々のコミュニケーションの場となります。積極的に行政や地域、学校、企業などを巻き込み、継続的に活動を続けることで、地域の活性化につながっていくことでしょう。
異常気象に耐えられるような土作りから、花の選定、手入れの仕方などの技術的な話も交え、会場にきた地域の方々とも活発な意見交換ができ、実りある研修会になったのではないでしょうか。当会もこの「花の駅づくり」の取り組みに引き続き協力させて頂きたいと思っております。