月別アーカイブ: 2016年8月

「太田花だんフェア」開催(告知)

県内で花いっぱい運動を積極的に行っている地域のひとつに、大仙市太田町があります。
役場・小・中学校等の公的な機関、道路端のフラワーロードや耕作放棄地を活用した花畑、自治会や個々の家に至るまで、町ぐるみで花だんづくりの取り組みをしており、秋の花盛りには町全体が色とりどりの花で彩られます。
そんな太田町で、平成28年8月27日(土)から9月4日(日)まで、恒例の「第24回太田花だんフェア」が開催されます。
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8月27日(土)・28日(日)の2日間は、コイケ種苗株式会社による「寄せ植え体験講習会」が随時開催されるほか、花市も開かれます。特に「お花見バス」の運行は人気で、それぞれの集落会を中心とする「おおた花の会」メンバーにより整備された、集落内の花だんをバスで巡ることができます(コースは「太田花の里マップ」を参考に)。
時間は、27日午前10時・午後2時からと、28日午前9時からです。無料ですが定員34名です。詳しくは太田公民館(0187-88-1119)まで。
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(画像はいずれも2014年の「太田花だんフェア」の様子です。)
また、8月28日(日)午後1時半から太田中学校体育館で「おおた花の会20周年記念式典」も開催。同校吹奏楽部の演奏会の後、前太田中学校長・黒澤一紀氏の記念講演などあります。式典に来場の方には、お花のプレゼントがあるとか!
お花が好きな方は、是非お出掛けください。きっと楽しめると思いますよ。

「おおた花の会」に関する過去記事も併せてご覧ください。
おおた花の会・設立20周年記念誌「花心」発行

夏休みに親子で”花育”寄せ植え体験講座を開催しました

花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、優しさや美しさを感じる気持ちをはぐくむことをいう 『花育』。大変好評だった大館市と湯沢市につづき、秋田市は「秋田県花いっぱい運動の会」事務局の入っている「ゆとり生活創造センター・遊学舎」で親子を対象とした体験講座を開催致しました。

7月31日(日)午前のみの開催予定でしたが、多数の応募があり急遽午後も開催することになりました。とても暑い中、午前の部は14組29名、午後の部は17組42名が集まり、今回主催の秋田県花きイノベーション推進協議会のあいさつからはじまり、続いて当事務局よりスライドを使って「花育」や「花にまつわる話」をしました。
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次に講師を大仙市の「コイケ種苗(株)」の稲川喜美雄さんにお願いし、早速寄せ植え体験に。夏らしい天気の中、暑さに負けず元気な子どもたちと外での講習となりました。
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25種類ほどもある花の苗から5種類の花を選ぶのに悩んでいた子どもたち。お母さんやお父さんとあれこれ相談している様子が印象的でした。
水のやりかたや肥料の与え方など子どもでもわかるようにレクチャーをしてくださり、早速この夏休みに、自分で植えた花を元気に育てようと思ってもらえたのではないでしょうか。
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今回の体験をとおして、身の回りの花や緑(学校の花だん、地域の花だん)に対する思いに少しでも彩りを添えることができたら嬉しいです。

「花のまちづくり協働推進セミナー2016」を開催しました

2016年7月28日(木)、「花のまちづくり協働推進セミナー2016」を開催しました。
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「花を介したコミュニティづくりと地域の未来」と題し、「日本花の会」事務局長であり「花と緑の研究所」主任研究員でもある和田博幸(わだ・ひろゆき)先生による基調講演からのスタート。
「花」を取り入れた事業を行い、全くの別団体同士が地域内外の交流を盛んにし、ネットワークの輪を拡大していっている事例や、園児と高齢者とが花を育てる活動を通して心を通わせ、子どもの情操教育と高齢者の活力や心の安らぎにつながっている例等を挙げ、多世代交流という観点からも今や「花育」は「シルバー花育」へとつながっていることなど話されました。
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パネルディスカッションは「地域からの報告」として、花のまちづくりをとおして地域の活性化や花育に取り組んでいる五城目町の事例を、今後の展望も含めて五城目町生涯学習課・越高博美さんに、大仙市立太田東小学校と地域の方々との取り組みについて「太田花の会」の大信田祐子さんに、それぞれお話しいただきました。
講師の和田さんには引き続きコーディネーター役をお願いし、取り組みによってどのような成果があったかなど、パネリストのお二方に質問をしていただきました。

限られた時間に個別の挙手による質疑応答ですと、時間があっと言う間に過ぎ去ります。
ということで、今回は効率重視で、会場の皆さんにはあらかじめ配布していた付箋に講師の先生への感想や花のまちづくりに関する質問等を書いていただき事務局で回収、似たような質問は分類分けをし読み上げ、和田先生にお答えいただきました。
聞きづらかったことは疑問を持った時点ですぐに聞いて解決させることで次の具体的なアクションにもつながります。

この日の参加者は60名。うち7名は小学生のお子さんでした。
夏休みの貴重な時間に、花を介したまちづくりに興味を示して参加してくれた方々にとっては、明日からの生活にさっそく取り入れられそうなヒントを得ることができたと思います。
和田先生の「ホスピタリティーは自分自身がやっていることの延長だし、家庭で普段行っていることが公的なものにつながっていく」という話の中で、そういえば、故・永六輔さんも「おもてなし、とは、自分が持ってないもので飾り立てて無理をして出迎えるということではない、自分の身のまわりにある物で“持て成す”ことだ」と言っていたことを思い出し、事務局も改めて「花づくりは人づくりと地域づくり」、ひとりの人間が花を育てることで人間性を育て、仲間をつくり、地域を育てていくという基本姿勢を思い出したのでした。